2017年01月20日
Owl Babies - Martin Waddell
フクロウ好きにはどうぞ!
可愛いフクロウの3人姉弟。
夜、3羽が寝ている間に
ママは餌を捕りに出かけました。
3羽は目が覚めてママが居なくてビックリ。
どこへ行ったんだろう?
餌を捕り行ったのかな?
キツネに捕まっちゃったのかな?
ママに会いたいな。
ママ、無事に帰ってきて。
3羽はきちんとママを待てたかな?
末っ子フクロウのビルが可愛い
2017年01月13日
Esio Trot - Roald Dahl
さすがロアルド・ダール、
よくこのタイトルを思いついたな~と感心
この本を手に取ったとき、
ESIO TROTがTORTOISEの反対だとは気が付かなかった!
カメがキューピッドの恋バナ。
主人公のホッピーさんは、
仕事を退職し、ベランダで花の栽培をして過ごす毎日。
1階下に住む未亡人のシルバーさんに恋をしてて、
いつかは仲良くなりたいと思うけど、
なかなかきっかけが掴めずに
長い年月が過ぎてしまったのでしょう。
毎朝、ベランダ越しに挨拶するのが日課になっていて、
なかなか自分からお茶に誘ったりすることができなかったのですが、
ある日、シルバーさんのペット、陸ガメのアルフィーがきっかけとなり、恋が実る話。
ホッピーさんがシルバーさんと接近するために使った手段が笑えちゃう
そんなこと実際にやったら、
ちょっと頭のおかしい人と思うけど
短いストーリーの中に一生懸命さが出てて、
読者としてホッピーさんを応援してしまう。
挿絵も多く、たったの約60ページ。
挿絵からすると、ホッピーさんは、
禿ているので年齢的にも60歳以降。
シルバーさんは文中でmiddle agedって書いてあったので、40代?
でも挿絵の見た目は50代かな~。胸が大きい!
最後はハッピーエンドで、めでたしめでたし。
この物語は、はじめに説明があって(Author's note)
昔、イギリスではほとんどの陸ガメが南アフリカから輸入されていて、
需要が増すと陸ガメの輸入状態が悪化し、
動物虐待のような状態で輸入されることが多々あり、
その後、全面的に陸ガメの輸入禁止になったと書いてあった。
それは、人間を感染から守るためでなく、
陸ガメの命を守るためであるって。
ESIO TROT、実は日本語でも本が出てる!
あとね、youtubeで調べたら、なんと、
2015年にESIO TROTがテレビ映画になってた!
さっそく見てみたけど、
音声の質が悪く、なかなか聞こえづらかった。
(youtubeでESIO TROTと検索してみて!)
原本とはちょっと違うストーリーになってて、
ライバルが出てきたり、カメのことがばれたりしたけど、
やっぱり最後はハッピーエンドだったよ。
2016年11月28日
For one more day - Mitch Albom
ミッチ・アルボムの小説は本当に読みやすい。
淡々と物語が進んでいくけど、
とても引き込まれる作品
読んでてびっくりしたのは、
チャーリーの父ちゃんの隠された秘密。
いくらなんでもそれはヒドイ!
ヒドイよ、父ちゃん
元プロ野球選手のチャーリー。
チャーリーが10歳の時、両親は離婚。
とても慕っていた父は、
チャーリーの前から消えてしまいました。
10歳の子にとって、
大好きな父に突然会えなくなるのは、
とても辛いこと。
唯一、父との思い出は、野球。
だからチャーリーは野球を頑張り、
念願のプロ野球選手になりました。
しかし、プロ野球人生も短命に終わってしまいました。
その後、転職するも、うまくいかず、
全財産を投資につぎ込んでしまい、大失敗。
アルコールにおぼれ、家族離散に。。。
もう生きる意味はないと
自暴自棄になり、
自殺することにしたチャーリー。
そして、不運なことに、交通事故に遭います。
チャーリーはその時、不思議な経験をします。
血だらけで逃げ帰った家(実家)には、
死んだはずの母が住んでいるのです。
俺は死んだのか?
頭が混乱です。
そして、チャーリーの人生が
そこから変わりはじめます。
今まで疑問に思っていたことが、
紐解くようにわかっていきます。
2016年11月26日
Dead Boy - Laurel Gale
これはなかなか面白かった
読んでいて飽きない!
大人でも充分楽しめるストーリー
タイトルからわかるけど、
主人公の少年Crowは死んでるよ
死んでいるけど生きていて、
ちゃんと成長するの。
ある意味、ゾンビみたいな感じ。
このCrowが何故こんな体になってしまったのか。
Crowの親は何か大切な秘密を隠していること。
Crowは友達が欲しくて欲しくてたまらないこと。
ここら辺が、キーになってくるかな。
それで、このゾンビみたいな体を
どうしたら元通りにできるか、
唯一の友達の助けを借りて、
解決していくよ。
それにしても、
ゾンビみたいになってしまった理由を知ると、
複雑な心境になるな~。
人間エゴと言うものは醜いな~って思ったさ。
本の中に出てくる想像の魔物は、
よくできてると思う
続きがあれば読みたいけど、、、、。
あの魔物はちょっと怖かったなぁ~
2016年11月22日
Groosham Grange - Anthony Horowitz
おもしろい!
ハリーポッターに設定が似てるんだけど、
ハリーポッターよりもコメディ!
こういうの好きだわ~
ハリーポッターのホグワーツ
のような学校がGroosham Grangeで、
学校の生徒は、なぜかみな変
顔は青いし、笑わないし、死人のような。
先生たちは、狼男だったり、黒魔術師だったり、
死人だったり、数百年生きていたり、
頭が二つあったりする。
主人公のデイビットは、
そんな学校が嫌で、逃げようとするけど・・・・・
結局、最後は二者択一。
学校を選ぶか、最悪な両親の元へ帰るのか。
デイビットは、賢い選択をしたと思う
でかした!デイビット。
最後はスカッとしたよ
続きが読みたい!↓第2弾
読んだらお知らせするね~
2016年03月19日
Bear has a story to tell - Philip C. Stead
友達思いのクマの話
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季節はもうすぐ冬。
冬眠の季節がやってきます。
冬眠する前に、クマは友達に聞いてほしい話がありました。
はじめはネズミに声をかけます。
「Mouse, would you like to hear a story?」
でもネズミは、「冬眠前に沢山の種を集めなくちゃ」というと、
友達思いのクマは、ネズミの種探しを手伝ってあげます。
次はカモ。カモが南のほうへ飛んでいくのを見送り、
そしてカエル。カエルは冬眠の場所を探していたので、
手で穴を掘って、枯れ葉を集め、暖かい冬眠場所を作ってあげました。
そして、春になり、冬眠から覚める季節です。
やっと話が聞いてもらえる!と張り切って起きたクマ。
友達一人一人が起きるのを待って、
やっと話をする準備ができました。
が・・・・・・あれ?何を話したかったのか思い出せません。
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クマの友達を思いやる心が伝わってくるお話です。
自分よりも友達を優先するクマ。
この本では、思いやりの心と「待つ」ということが描かれています。
絵が上手に季節を表現しています。
2016年03月18日
Helga's Diary - Helga Weiss
4つの強制収容所を生き延びたヘルガさんの日記
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ヘルガさんはプラハに住んでいて、
10歳頃までは幸せな人生を歩んでいました。
少しずつユダヤ人の迫害が始まり、
公園が使えなくなったり、買い物ができなくなったり、
学校に通えなくなったりしました。
10歳の時、初めての移送を経験することになります。
①Terezin
テレジンにユダヤ人が増え始めると、
一般市民の家も収容場所として使用し
テレジンの町全体がユダヤ人居住区になりました。
他の収容所と比べ、
テレジンでの生活はマシだったと語っています。
毎日の過酷な労働はありますが、まだ自由があり、
絵を描いたり勉強をしたり、オペラを見たりもしました。
ここではたくさんの人たちが病気になり亡くなりました。
②Auschwitz アウシュビッツ
ここでは飢えている人がたくさん居て
お椀もスプーンも洋服ももらえない人もいるほどで、
ヘルガは手でご飯を食べたりしないといけなかった。
死の電車から降りて、犬がたくさん吠えていて、
一人の男性が右か左かを決めていた。
右に行けば生き残れる。左に行けばそのままガス室。
母親が付いた嘘により、生き延びる右へ行くことに。
③Freiberg Labor camp
アウシュビッツには長く滞在せず、
すぐに3番目のキャンプへ移送されました。
ここでの労働は非常に体にこたえました。
④Mauthausen
ここに着くころにはヘルガさんの体力も
精神力も大分弱っていて、もう死を覚悟していました。
Freibergからの道のりは、死の行進と言われるもので、
約2週間ほど?(正確に日数は忘れました。本の中に書いてある)
トラックに詰め込まれて、移送されました。
ドイツがソ連と英米に挟み撃ちにされて、もう敗戦も時間の問題でした。
ヘルガさんとヘルガさんの母親は、
Mauthausenにてアメリカ軍に解放されます。
解放されたときの状況が
細かく書いてありました。
解放された当日、午前はいつものように過ぎて、
さっきまで威張って暴力的なSSが居たのに、
突然、違和感を感じる瞬間がやってきます。
何やら、遠くのほうでザワツキがあり、
PEACEと叫んでいる囚人たち。
そう、その時に、Mauthausenが解放され、自由になった瞬間でした。
死にそうに横たわっていた母親が、
解放されたことを知って起き上がったと記されていました。
起き上がる体力が残っているとは思わなかったと。
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ヘレガさんは、テレジンで父親に、
絵を描くなら、目で見たものを描けと言われました。
それ以降、目で見た収容所の絵を描くようになりました。
ヘルガさんの日記や絵は、テレジンから移送される際に、
叔父のジョセフさんが引き取り、
建物のレンガの壁にバレないように保管したそうです。
他の収容所では日記や絵を描くことはできる状態ではなかったので、
終戦後にテレジン以降の収容所の体験を追加し編集したそうです。
4つの収容所で、母親と一緒に居れたことは
運が良かったと思います。
常に心の支えになる人が側にいたからです。
ヘルガさん父親は Terezinからの移送で終息不明。
ヘルガさんの恋人オットーもTerezin後の移送で終息不明。
その他、親戚や友達もみな再開することはありませんでした。
この本は、各収容所の生活や、
どのようにして移送されたか、
当時子供だったヘルガさんが目で見たこと、
経験したことがとてもよく詳細に書かれています。
各収容所で、多少待遇が違うんだなと思いました。
一度ページを開いたら、止まりません。
ホロコーストについて知りたい人は、この本をおすすめします。
2016年03月17日
Leo the Late Bloomer - Robert Kraus
成長が遅いレオをそっと見守る話
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レオは何にも上手にできません。
読めないし、書けない、
絵も描けないし、しゃべらないし、
上手に食べれない。
ママは、レオを遅咲きなのよと言います。
パパはレオが心配で、
毎日レオが咲くタイミングを見ています。
そんなパパに、そっとしておきましょうとアドバイスします。
そして、季節が変わり、また変わり、
レオは急に咲き始めました!
読めるし、描ける、絵も描けて、
しゃべれるし、きれいに食べれます。
やったー!I made itとレオが言います。
-----------------------------------------------
子供の成長が遅いと
親としては不安になると思います。
この本は、「焦らずそっと見守ってあげましょう」
というメッセージです。
常に他人の子供と比較しがちになってしまいますが、
その子にはその子のタイミングがあるから、それを待ちましょう。
日本語の本も出てるんですね。
愛される本だと思います。
この本のトラのレオ、
ものすごく変な顔しています。コメディかと思った
Jose Aruego(ホセ・アルエゴ)さんは
絵がユニークで色使いがキレイですね。
花や草木の絵が、模様みたいなデザインで綺麗です。
ママは、レオを遅咲きなのよと言います。
パパはレオが心配で、
毎日レオが咲くタイミングを見ています。
そんなパパに、そっとしておきましょうとアドバイスします。
そして、季節が変わり、また変わり、
レオは急に咲き始めました!
読めるし、描ける、絵も描けて、
しゃべれるし、きれいに食べれます。
やったー!I made itとレオが言います。
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子供の成長が遅いと
親としては不安になると思います。
この本は、「焦らずそっと見守ってあげましょう」
というメッセージです。
常に他人の子供と比較しがちになってしまいますが、
その子にはその子のタイミングがあるから、それを待ちましょう。
日本語の本も出てるんですね。
愛される本だと思います。
この本のトラのレオ、
ものすごく変な顔しています。コメディかと思った
Jose Aruego(ホセ・アルエゴ)さんは
絵がユニークで色使いがキレイですね。
花や草木の絵が、模様みたいなデザインで綺麗です。