2015年03月31日
Five little fiends - Sarah Dyer
日本語でもありました
5ひきの小オニがきめたこと
毛利さんが翻訳したんですね~!
絵がとてもユニークですぐに目につきました。
FiendsをずっとFriendsと読み間違えていた私。
意味が全然違いますね~。
Fiend(悪魔とか鬼)、Friend(友達)
ま、Friendsのほうにしても意味は違いますが
ストーリー的には支障はないです
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太陽、大地、空、海、月
鬼たちは、自分が好きなものを1つずつ大切に持ち帰り
自分たちの家に保管しました。
でも、すぐに気が付いたのです。
すべての物は、1つでも欠けたら存在できなくなります。
すべてがつながっている。すべてが支えあって成り立っている。
このことに気が付いた鬼たちは、
この5つの物を元の場所へと戻すことにしました。
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このお話は、この地球が存在する上で
すべての物が支えあって、影響し合って成り立っている
ということをわかりやすく教えてくれる絵本です。
年齢的には、4歳以上になってからのほうが、
絵本を読んだ後に親子で話し合える時間が作れると思います。
4歳半の娘は、『支えあって成り立っている』ことが難しかったらしく、
本を読み終えた後に、「どうして、なんで?」と質問をしてきます。
親子で優しく地球環境について話し合ったりするのもいいと思います。
この本は、ぜひ、本棚に置いておきたい本ですね。
2015年01月04日
Are you my mother? - P.D. Eastman
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生まれたばかりの雛が、母鳥が側にいなかったため
Are you my mother?と色々な動物に聞いて歩きます。
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話はとてもシンプルです。
どうしてそこで母ちゃんがいなくなるかな~って
突っ込みどころ満載です。
ヒナがいなくなったことに気が付かないなんて。。。
アマゾンのレビューでも他の方が書いていますが、
こちらの本は、オリジナルバージョンよりも短いもので、
話が省略されているみたいです。
私が読んだのは、オリジナルではなく、
こちらの省略されたお話のほうです。
子供にはぴったりの長さのお話だと思いますけど。
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2015年01月03日
Captain Pugwash - John Ryan
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Pugwash率いる海賊は、とても怠け者で、な~んにも仕事をしませんが、
唯一、トムという少年だけが、働き者で、船上のことはなんでもこなします。
そんなキャプテンPugwashは、海賊のCut-throat Jakeが大の苦手で、とても怖いのです。
ある日、PugwashはCut-throat Jakeに捕まってしまいます。
Cut-throat Jakeは、Pugwashを殺そうとしますが・・・・・
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ユーモアあふれるちょっぴり怖い海賊の話。
キャプテンPugwashが殺されそうになるところは、
4歳の娘はちょっとだけ怖がって
「やめてー Oh no, don't kill the captain」っと言って目を隠しました。
本には3歳~5歳って書いてあるけど、
4歳くらいからが良いかなって思います。
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2014年12月27日
The trouble with Grandad - Babette Cole
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おじいちゃんは、巨大な野菜を作るのが上手!
おじいちゃんが育てたトマトが、すごく大きくなってしまい
おじいちゃんは、牢屋にいれられてしまいます。
トマトが大きすぎて警察が来たり、軍隊が来たり、
シークレットサービスが来たりと
どんどん大きくなるトマトを誰も止めることができません。
最後はトマトの中から、何かが出てきます
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おちゃめなおじいちゃんの話。
The Trouble with Gran と同じシリーズで
おじいちゃんバージョン。
これも、すごく面白いです!
2014年12月19日
Slinky Malinki, Open the door - Lynley Dodd
おもしろいですね~
黒猫のSlinky MalinkiとオウムのSticky beak sydのいたずらがとても面白い!
特にオウムの表情が笑えます!
好き放題にいたずらしまくる猫とオウム。
そして最後はドアを開けてびっくりなことが。
いたずらの度合いがとても豪快で、読んでいて楽しいです。
これは、3歳半~4歳以上なら、
一緒に読みながら笑えます!
2014年08月21日
I didn't kill your cat - R Stim
なかなか面白かった!
ストーリーはシンプルで、ミステリー小説
子供向けですが大人でも楽しめます。
猫好きな人はもちろん、ちょっとスッキリしたい人におすすめ。
軽い気持ちで読んでOK!
絵本ではないです。
子供の読み聞かせには向いてないです。
私がダウンロードした時はKindleで無料でしたが、
今は有料になってます。
R Stimさんの本はほかにも数冊あるみたいなので
読んでみたいと思わせてくれる1冊でした。
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猫を殺したと濡れ衣を着せられた主人公の女の子。
濡れ衣を晴らすために、奮闘します。
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2014年08月05日
Alone in Berlin - Hans Fallada
(↑2014年11月に日本語翻訳が出ました)
なんで日本語版は約5,000円もするんだ?
難しい本でした~
久しぶりにこのレベルの本を読んだよ。
肩、凝ったわ~
反ナチスとして、
地道に抵抗し続ける老夫婦のある犯罪行為。
見つかれば、殺されるだろう。。。
命を掛けてでも伝えたかった事とは・・・
言論の自由なんてない時代、
誰に監視されているかわからない時代、
ヒトラーに従っていれば、
命の危険を冒すことなく生きて行けただろうに、
あえて反ナチス行為に及んだ理由とは・・・
老夫婦の運命の日が訪れるまで、
反ナチスの犯罪行為は続く。。。
そして、衝撃的なラスト。
↑私が衝撃を受けたんだけど、他の人はどうなんだろう?
当時のドイツ庶民の生活が書いてあり
こんな風に暮らしていたんだな~って、
新しい発見だった。
それにしても、ゲシュタポ怖い。
犬で例えるならば、ドーベルマンだな。
暴力のシーンが読んでいて辛かったな。
取り調べ方法が卑怯。
頭が悪くて酒乱の上司、最低だわ~。
2014年07月31日
Girls of Riyadh - Rajaa Alsanea
衝撃を受けた1冊
私がクウェートに住んでいた時に出会った1冊。
クウェートからサウジアラビアの国境まで車で2時間半くらい。
クウェートよりもヴェールに包まれ、保守的で、
とても妖しげな雰囲気のあるサウジアラビアに、
一度は行ってみたいと思ったけれど、
女性の入国は厳しかったです。(行ってません)
この本が全サウジアラビア女性の恋愛形式ってわけではありませんが
1つの恋愛小説としてみれば、楽しいものです。
どちらかといえば、登場人物4人の恋愛なんだと思います。
そこにイスラム教が入ってきたり、
保守的な世界が入ってきたりと。。。。
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サウジアラビアの首都リアドに住む
4人の上流階級の女の子たちの恋愛を
メール形式で配信した物語。
4人の女の子たちは、サウジアラビアの宗教と伝統に挟まれ、
自由でオープンな恋愛はできなく、
男女の接触も最小限に限られている中で、
どうやって異性と連絡を取り、恋愛に発展していくのかを、
4人の恋愛を通して、異国の恋愛事情を垣間見ることができます。
インターネットや携帯電話で恋の駆け引きを行う姿がとても新鮮でした。
4人それぞれの恋愛が、いろんな形で完結します。
全員がハッピーエンドとは言えないが、
宗教と伝統は恋愛よりも強いものであり、
許される範囲で、精一杯、恋愛をし、仕返し(?)をしました。
笑いもあって、楽しかったです。
恋する乙女の気持ちは、世界中、同じなんです。
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そういえば、クウェートでも、本屋の雑誌コーナーでは、
女性誌の表紙で、肌が沢山露出していたりすると、黒塗りされています。
女性の胸や足などは、黒塗りです。
映画館でも、キスシーンやベッドシーンはすべてカットされています。
例え、ディズニーのアニメでもキスシーンはダメなんです。