2018年02月08日
神が全てだったマチルダが、現実と向き合い、本当の人生を学んでいく
Matilda Bone - Karen Cushman
ページ数:178
年齢:8-12歳
感想
Karen Cushmanの描写する
古いイギリスの世界観が好き。
14世紀の庶民の生活に
触れあうことができる1冊。
目を閉じると、光景が浮かび上がる。
神様フリークのマチルダが
色々と経験を積み重ね、
葛藤しながらも少しずつ
神から自立していく
人生、神様が全てじゃない
心の成長になる一冊
超おすすめ
あらすじ
神父に育てられたマチルダは、
教養があり、敬虔なキリスト教徒で、
毎日お祈りを捧げて生きてきた。
ある日突然、神父の仕事の都合で、
マチルダは接骨医の女性ペグの助手として、
接骨院を手伝うことになる。
100%宗教的な暮らしから身分の低い階級へ。
マチルダは接骨院や薬局、ヒル治療、
理容師(床屋は医療行為をしていた)
などが集まるストリートで接骨医ペグのもと
色々と学び成長していくことになる。
マチルダが今まで信じて生きてきたことが、
覆されることもあり、心の中で神様に対する葛藤があり、
神はこの世のすべてを決めているわけじゃないと気づき始める。
マチルダは、経験を積み、何が良くて悪いのか、
臨機応変に判断できるようになってくる。
そして、真実を見る目を身に着けていく。