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2016年11月28日

For one more day - Mitch Albom

For One More Day
Mitch Albom
Hyperion
2008-04-01


もう一日 for one more day
ミッチ・アルボム
日本放送出版協会
2007-02-24




ミッチ・アルボムの小説は本当に読みやすい。
淡々と物語が進んでいくけど、
とても引き込まれる作品

読んでてびっくりしたのは、
チャーリーの父ちゃんの隠された秘密。
いくらなんでもそれはヒドイ!

ヒドイよ、父ちゃん

元プロ野球選手のチャーリー。
チャーリーが10歳の時、両親は離婚。
とても慕っていた父は、
チャーリーの前から消えてしまいました。
10歳の子にとって、
大好きな父に突然会えなくなるのは、
とても辛いこと。

唯一、父との思い出は、野球。
だからチャーリーは野球を頑張り、
念願のプロ野球選手になりました。

しかし、プロ野球人生も短命に終わってしまいました。
その後、転職するも、うまくいかず、
全財産を投資につぎ込んでしまい、大失敗。
アルコールにおぼれ、家族離散に。。。

もう生きる意味はないと
自暴自棄になり、
自殺することにしたチャーリー。

そして、不運なことに、交通事故に遭います。

チャーリーはその時、不思議な経験をします。
血だらけで逃げ帰った家(実家)には、
死んだはずの母が住んでいるのです。

俺は死んだのか?
頭が混乱です。

そして、チャーリーの人生が
そこから変わりはじめます。
今まで疑問に思っていたことが、
紐解くようにわかっていきます。



vonny at 14:29|PermalinkComments(0)

2014年07月31日

Girls of Riyadh - Rajaa Alsanea





衝撃を受けた1冊

私がクウェートに住んでいた時に出会った1冊。
クウェートからサウジアラビアの国境まで車で2時間半くらい。
クウェートよりもヴェールに包まれ、保守的で、
とても妖しげな雰囲気のあるサウジアラビアに、
一度は行ってみたいと思ったけれど、
女性の入国は厳しかったです。(行ってません)

この本が全サウジアラビア女性の恋愛形式ってわけではありませんが
1つの恋愛小説としてみれば、楽しいものです。
どちらかといえば、登場人物4人の恋愛なんだと思います。
そこにイスラム教が入ってきたり、
保守的な世界が入ってきたりと。。。。


ーーーーーーーー
サウジアラビアの首都リアドに住む
4人の上流階級の女の子たちの恋愛を
メール形式で配信した物語。

4人の女の子たちは、サウジアラビアの宗教と伝統に挟まれ、
自由でオープンな恋愛はできなく、
男女の接触も最小限に限られている中で、
どうやって異性と連絡を取り、恋愛に発展していくのかを、
4人の恋愛を通して、異国の恋愛事情を垣間見ることができます。
インターネットや携帯電話で恋の駆け引きを行う姿がとても新鮮でした。
4人それぞれの恋愛が、いろんな形で完結します。
全員がハッピーエンドとは言えないが、
宗教と伝統は恋愛よりも強いものであり、
許される範囲で、精一杯、恋愛をし、仕返し(?)をしました。
笑いもあって、楽しかったです。

恋する乙女の気持ちは、世界中、同じなんです。
ーーーーーーーー

そういえば、クウェートでも、本屋の雑誌コーナーでは、
女性誌の表紙で、肌が沢山露出していたりすると、黒塗りされています。
女性の胸や足などは、黒塗りです。

映画館でも、キスシーンやベッドシーンはすべてカットされています。
例え、ディズニーのアニメでもキスシーンはダメなんです。



vonny at 11:19|PermalinkComments(0)

2014年01月10日

The Five People You Meet in Heaven - Mitch Albom


主人公の老人エディが事故で死んで、天国で会う5人の話。
ひとりひとり登場しますが、
エディとの関わりが大きい人ばかりでなく、
表面的には些細なことであったりもして、
読み解いていくと、その些細な選択が、
相手の人生を大きく左右している。
そしてエディも影響を受けている。

人と人との関わりは、気が付かないところで
繋がっていたりするもんだな~っと改めて思いました。


自分の人生の小さな選択が
他人の人生を大きく左右していたら、、、、。
今までの人生を顧みて、
これからの人生の人との出会いや選択を
もっと大切にしようと思う気分になる本でした。

よくできたお話だなあと思います。
上手にまとめてあるし、読みやすかったです。
読んだ後は、心が温まります。


著者のTuesdays with Morrieは有名は実話だけれども、
こちらはフィクションです。



vonny at 09:30|PermalinkComments(0)

2013年10月24日

Tuesdays with Morrie - Mitch Albom



著者のスポーツライターの経験からか、
文章がとても読みやすかったです。

著者が経験した実話です。

大学の恩師モリー教授との最後の授業は毎週火曜日に行われました。
毎週火曜日、モリー教授宅の書斎で、色々なことを話し、学びます。
この授業は、人生についての授業です。

いつの間にか、私もその現場にいるかのように、
沢山のことをモリー教授から学び、
火曜日の授業に参加している生徒になっている気分でした。

毎回、チャプターが進むたびに、モリー教授が弱っていくのが心苦しく
確実に死に近づいているモリー教授が教えてくれたことは、
与えられた命を一生懸命生きること。人生無駄にしてはいけないこと。
そして、最後にやっぱり人生で一番大切なのは、
「家族」、そして、死ぬ時に後悔する生き方をしないこと。

私はこの本に出会えてよかったと思います。
とても良い本です。


vonny at 18:00|PermalinkComments(0)

2013年08月19日

Who sank the boat? - Pamela Allen




ボートを沈めたのはだれ?
私はこの絵本を読む前から
「牛かドンキーだな~」って思っていたけど、
あれ、違う。。。あれ、違う。。。まさか・・・・
そんな感じの展開です。

文章も短くて、とても読みやすくて、
2歳8か月の娘も退屈せずにお気に入りです。

やっぱり絵がユーモアがあるし、
お話もシンプルで面白い。
誰がボートを沈めたのか、
一緒に予想しながら楽しく読めます。

vonny at 10:00|PermalinkComments(0)